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あ、最初のプロローグに手を加えました。

そんで、今日はプロローグその2的な・・・。
プロローグとは時系列とかも違うしただ単にナレーション的な感じ。







全オールドラントを巻き込んだ戦争が終結した。

世界の根本を揺るがした大きな争いだった。
小さな人の思いから生まれた大きな願いは、ぶつかり合い、憎み合い、悲しみ合い様々な人間模様を描き敗者と勝者を生んだ。


争った者達が望んだものは唯一つ、予言-スコア-のない
未来


争い合ったどちらもが想いは同じだった筈なのに、なぜ方法だけが悲しい程に異なってしまったのか。
その悲しい真実を知るものは少ない。

負けた者は争いにより"悪"としてこの世を去った。
"悪"は必要悪として人々の怒りを一心に背負い、憎まれた。

その後を引き継いだのは勝ったもの達だった。
双方の願いは、確実に人々に浸透し世界の仕組みは少しづつ変わっていった。
スコアと言う大きな支えを失って初めて人は自立したのだ。

乱れた世界は勝者を英雄と祀り挙げ、敗者を悪と憎む事で思った以上に急速に世界情勢の安定した。

その後訪れるべくして訪れた深刻な資源不足による世界恐慌。
公にその名を知られる事はないがそれを解決したのは二人の天才であった。

世界に大きく貢献した二人の偉人は世界の安定全てを見守ることなくある日突然その姿を消した。


その出来事に、二人を頼っていた人々の間で激震が走ったが、
もはや安定しつつある世界にとって二人の存在の有無はさして大きなものでなくなっていたのもまた事実であり、大した捜索も行われず消息を絶った。

 

そうして、自立した人々は新たな生を育むために日々の生活に追われ、二人の偉人を思い出すことは少なくなっていった。



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