ここはディスト様萌について吐露する場である。 管理人の趣味による非公式二次創作サイトです。 TALES OF THE ABYSSのジェイディス他、主にディスト関連の小説を書き綴るブログです。 公式の企業その他製造元とは全く関係ありません。
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拍手してくれた方がいらっしゃるようで・・・!
ありがたいことです。本当に。

なのに、暗さ全開。登場人物なしの主観のみで進むという残念な感じですいません(> <)

こんな半年近く更新のない、サーチに登録してない、ブログもどきのサイトへようこそ!!

・・・・・・・・。
サーチさんとかに登録していないこんな偏狭に来てくださっている方がいるのでしょうか??
自己満足のためでも、人のためでもなく。
別にこの展開に萌えたりするでもないのに・・・。
何のために書いているのか・・・。

などと考えておりましたので、拍手にびっくりしました。

目下、お題を終えるまでは頑張りますので、よろしくお願いします。


と、言うことで少し遅くなりましたが、お題を借りて3つ目。

続きよりどうぞ。



あの人はきっと気づいていない。

私の願いに。

そうでなければ、これは戒めであり罰だと私は思います。




あの人は最近よく私の名前を呼びます。
私が捨ててしまったあの名前で。
私が捨ててしまったあの愛おしい狂おしい時代の名で。

私は、やめてくださいと、泣きました。
なぜその名を呼ぶの?と。
でも、あの人は綺麗な微笑みを返すだけで、その名で呼ぶことをやめてはくれませんでした。

とても、とても優しい声、でした。

私はあの頃私を呼んで欲しかった。それが望みでした。
その事を、思い出してしまうのです。
小さくも幸福に満ち溢れたあの頃を。
あの人に呼ばれることがどんなに嬉しかったか。

いつも、呼ばれると、私は嬉しくなって笑みを抑える事ができませんでした。


・・・私は。


私はそんな懐かしい感覚、嬉しい感覚なんて欲しくない。
欲しくないのです。

だって私はその響きだけあれば生きていけるような気がするから。
(息が出来なくても、食べるものがなくても!)

それはとても怖い事でした。

いずれそれを失うかも知れないことも、生を望んでしまいそうなことも。
求めて止まなかったハズの彼の存在はもはや、私にとって恐怖の対象でした。

それなのに、嗚呼。

それなのに。






そんな蕩けそうな砂糖のように甘い声で、


私を


好きだと。


愛していると。


囁く彼の、なんて無神経なことか!!





私は憤りに似た熱く、煮えたぎった何かを瞬時に胸に抱きました。
しかし、結局その感情を知ることはないまま、私の胸は急速に熱を失いました。

彼が、私を抱きしめたからです。

この罪深く、穢れた私を。

彼が、嗚呼、あああああああああああ!!!




カ レ ガ ケ ガ レ テ シ マ ウ 




その思いの強さにかき消されたものの行方を私は知りません。
知りたいとは、思いません。



一瞬の硬直の後、我に返った私は思わず、全力で彼を突き放しました。
彼は、何故?という顔をしました。
しかし、私は気づいてしまいました。
その表情の中に”やっぱり”と言いたげな感情を隠していたことに。




これはやはり、私へ与えられた罰でしょうか?

醜く生きた私への戒めでしょうか?

彼の与えてくれる罰は、私には重過ぎます。
こんなにも心が悲鳴を上げて、死への切望ばかりを加速させるのですから。

―そして、私は死を許されぬ罪人―

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